Friday, May 30, 2008

気づいたこと、、、

今週は月曜日が祝日だったせいか、あっという間にすぎてしまいました!でも今週の水曜日、やっとブルースさんからOKがもらってテスト終了!本当に短いシーンで、”This is great!"っていうアニメーションではないけれど、学んだことはいっぱいありました。

数週間前からどうも自分のなかでおかしくなってきてました。


2ヵ月後には自分の実力を証明しなければならないというプレッシャーと、

どうしても周りと自分を比べてしまい、どんどんマイナス思考になっていく自分。


そして、自分の作品をどんどん下へ下と見てしまって、そのとおり、アニメーションもうまくいかず、、、。そしてなぜかアニメートすることが、楽しいことから、苦しいことになってました。すると、もう絵を描くことが苦しくて苦しくて、もう仕事を辞めたくなってしまう。”あ~もうこんな仕事やめて、もっと自由な生活がしたい!”まるで、自分で自分を締め付けている気分でした。

そして今日、久しぶりに前のスタジオのマイクさんと夕食へ。マイクさんは私の1番の恩師。1年間私を教えてくれたと共に、彼ほどスピリチャルで、いつもモティベーションが高く、アーティストとして決して成長することを忘れない(彼は40歳後半、、、だと思う)人は数少ないと思う。

今日、久しぶりに電話で話したときは、思わずおお泣きをしてしまいました。私がアーティストとして、どういう人間かを理解していて、どんな状況にいて、私を信じていてくれているマイクさんと話していると、どうしても弱音もすべてだしてしまう。

私がアニメートすることが苦しくなってしまった一つの理由は、ブルースさんとの相性だと思う。彼はとってもいい人。とってもフレンドリーで話やすい。でもアニメーションのことになると、彼は彼が描くアニメーションを私をとおしてアニメートしているかんじ。すると、私は、私ではなく、彼となって、ただひたすら彼の望むアニメーションをすることになって、私のキャラクターは私ではなく、彼になってしまうのです。

私がアニメートするので楽しかったことは、そのキャラクターになりきって表現すること。でも、ブルースさんとは、私は表現することをうばわれて、彼のロボットになった気分でした。

ブルースさんに教えてもらっているおなじ研修生のジェンと話していたときに、ジェンも同じように言ってました。(彼女は私より他のスタジオで経験があるのでいい先輩になるのですが、、、)ジェンの言うには、ブルースは他のアニメーターと働くとき、大変だろう、、、と。ブルース(彼はスーパーバイザー)の下につくアニメーターは自由があまりなく、ブルースが言ったとおりのアニメーションをしなければならなくなるだろう、、、。と、言ってました。

そのとき、”あ~、だから私もそうかんじたんだ、、、。私だけじゃないんだ、、、”とかんじました。表現することを奪われて、彼を満足させるアニメーションを作り続けたとき、なにかが壊れてしまって、私のなかでは苦しみになっていたのです。

結局、マイクさんと結局何時間も話しをしてしまいました。マイクさんもディズニーにいたときに感じた様々な困難。そのなかで、どれだけ自分というアニメーションを作り出すことができて、そして何をまなぶ事ができるか。ハリウッド業界で期待させられるある程度のレベルのなか、アーティストとしてどう生き残れるか。

最近多いアニメーターは、絵を描くのはすごくうまい。でもなにかが足りない。それはキャラクターの生命と、本当に生きているという存在感。役者で、とってもきれいでかっこよくても、その中にある一番大切な生命感と存在感がなければ、うわっぺらだけの演技になってしまうのと似ている。

私は本当に信じられて、感じて、生きているキャラクターを作るアーティストになりたいと思う。

マイクさんと話して、とってもインスピレーションをもらいました。本当にありがたい。これから新しいテストが始まります。頑張ろう。

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