頑張る人たち

今週はとにかく仕事が忙しい週でした。昨日の夜は、夜の１０時半までの残業、、、、。それでも終わらず、（４時間以上の残業は禁じられているので）今日の日の朝７時から仕事、、、、。ただ今夕方の６時半。ねむ〜い、、、、。

ここ最近、仕事についていろいろ考える。自分にはなんの仕事が向いているのか。たとえ好きな仕事でも、こんなにストレスがたまるものなのか、、、。

２ヶ月後には、プロジェクトが終わり、アニメーターのうち５０％以上は解雇されると噂のなか、プロデューサーたちは、私たちの腕をはかるために、”何時間で何枚の絵がかけるか”とか、スーパーバイザーたちによる絵の評価などがあって、最近おも〜いプレッシャーばかりで、帰ってくるとストレスと怒りで疲れがどっっっとでてました。

ノイローゼ、、？って思うくらい。同じ立場のデスティニーも、”１日の終わりになると吐き気がでてくる、、、”っと言うくらい、プレッシャーとストレスで、”私はこの仕事を本当に続けたいのか？これが私が夢にみた仕事なのか？”とあーだこーだと考えてました。

そんな中、今週一緒に働いていたアニメーター、アンドレアさんが、”みゆきここのアクセサリーの部分と帽子をアニメートしてみる？”とちいさなアニメーションの仕事をくれました。

私の仕事はインビトウィーナーといって、アニメーターさんの描く絵と絵の間に、絵を描いていくのだけれど、すこしづつ認められてくると、ちいさなアニメーションやアニメーターさんの描いた絵をきれいに描き直したりさせてくれるのです。

久しぶりにアニメートして、”あ〜これだ、これが楽しくて私はこの仕事をしたいと思ったんだ、、、”と蘇ってきました。

画面にはちょっとしかうつらないアクセサリーと帽子だけれど、私にとってはとても誇りになったアニメーション。（映画が公開されたら、どのシーンか言うね＾＾）

そんな時テレビを見てて、輝いている人にあるのは、たとえつらい壁にうちあたっていても、誰にも負けないものをもっている人なのだと感じました。

私にはこれができる、誰よりも胸をはって自信をもって言えるものをもっている人は、やっぱり輝いている。それには、何度も何度もつらい壁をぶちあたっていかなければならないのだけれど、それを乗り越えた人だからこそ、何か満足感に満ちあふれているのだと思う。

最近、まるで胸にぽっかり開いたようになってました。その穴を防ぐために習い事をしたり、買い物にいってみたりダイエットをしてみたり。”What is my purpose in life?"（人生で私が与えられた試練ってなんなだろう？）何のために生きているのだろう？なんの仕事をするべきなんだろう。といろいろかんがえてました。

そこで気づいたのが、学校にいた頃は私は学校で一番のアニメーターになろうと、とにかくがむしゃらに前を全力で走っていた。けれど、ディズニーにきたとたん、まるで私は大きな池にきたちいさな魚のように自信は縮まり前に進めなくなってしまった。周りは全世界から集まって来た才能あふれるアーティストばかり。

周りとばかり比べてしまっていた自分。”私なんて一生アニメーターになれないのかもしれない、、、”とマイナス思考ばかりで、周りのアニメーターに自分の作品をみせるがとても恥ずかしくて、アニメートすることが楽しいことからとてもつらいことに変わっていました。

それとともに、インビトウィーナーはアニメーションと違ってクリエイティブというより、まるで数学のように同じことを何度も何度も繰り返すだけ。プロダクションからの締め切りのプレッシャーに、アニメーターたちとのストレスに、アニメーション自体がきらいになっていました。

そんな時、仲のいいアニメーターさんのよし（日系フランス人）と話をしていて、”インビトウィーナーは初めの仕事だしつまんない仕事だよね。でもそこからアニメーターになればいいんだよ。やっぱりアニメーターの仕事はインビトウィーナーに比べたら全然楽しいよ。仕事は楽しまなきゃ。”と言われました。

この仕事にとってもストレスを感じてた最近。このまま一生この仕事をするのか迷っていたけれど、霧がはれたような気がしました。

私はアニメーターになりたい。今は壁の目の前にいてつらいけど、時間がある時にアニメーションを続けて、とにかく頑張ってみようと思います。まず自分ができることを精一杯やってみる。ぽっかりあいてた穴がとじてきたようです。

この映画もあと２ヶ月だけど、残りもう少しがんばるぞ〜。（今週末はお休みなので、いっぱい寝ます。）

Weekend in Laguna Beach

マットから、誕生日なにがいい？という質問にすぐでた答えが、”休みがほしい～！！！！”

と、いうことで、ここから１時間半くらい南にあるラグーナビーチへ１泊小旅行に行ってきました。カリフォルニアのビーチはビーチによって様々な特徴があるのだけれど、ラグーナビーチは、アーティストが集まる、大人向けのビーチです。ビーチ沿いには、アートの個展がずらりとならんで、毎週木曜日にはシャンペンなどを飲みながらアートのオープンショーがあります。

土曜日の朝、ちょっと早く起きてラグーナビーチへ出発！

到着すると友達のジェンと彼女のボーイフレンドマリッシオとブランチへ。

（彼らのお勧めのレストランMadison Square Garden&Cafe。ビーチ沿いにあって中は英国系ガーデニングになっている。お店にはガーデニング用の飾りなどが売っていてとってもかわいい）

（オーガニックのコーヒー以外にも、まぐろのサラダ、ベリーいっぱいのフレンチトーストなど。
お勧めの場所でした。）

ジェンとは大学からの友達で、彼女もアーティスト（彼女はFine Art)ということで、色々な話をしていて、ぴったり合う友達です。いろんな人種や人が住むロスでは、ぴったりとあう友達を探すのはなかなか難しい。本当に心から素直になれて、タフなことも話あえる、大切な友達の１人です。元ルームメイトで、大喧嘩も何度もしたけど、大好きな友達です。

おいしいブランチに、おいしいコーヒーを飲みながら、いろんな話をいっぱいしました。今までのこと、今の状況、これからのこと。マットと私がヨーロッパにバックパック旅行を計画しているといったら、”え？いつ？僕たちイタリアで結婚式を迎えようとしているんだ。”と言われてびっくり！行けるといいな～。

私みたいに、興味心がいっぱいのジェンはつい最近アフリカから帰ってきたばかり。アフリカの旅行の話や、彼女はイタリアで留学していたので、私たちがヨーロッパに旅行行くときに行ったほうがいいお店などなど。（私もジェンもコーヒーが大好きなので、おいしいコーヒーを飲む旅行がしたいね～、なんて夢の話をしてました。）

そして、昔からサーフィンをしている二人は、ローカルのおいしいお店をいっぱいしっている！ラグーナにあるたくさんのいい場所を教えてもらいました。

ジェンの彼は、マットに性格が似てる！ジェンと私は興味津々、とにかくやりたいものは、やってみる。マットとマリッシオはかな～～り慎重派。（私も十分慎重だけどね）お互いの笑い話に花がさきました。（笑）これからもずっと友達でいたいカップルです。

（私とジェン）

（マリッシオ、ジェン、私）

（マットと私）

ブランチの後、マットと私は一旦チェックインするためホテルへ。マットがとってくれたホテルはビーチの目の前！I loved loved loved it!　ビーチハウスっぽくなっていて、部屋のベランダから海が見えて、海の音がいい！

（さむ～い海のなかサーフィンしているサーファーたち）

ホテルからは階段でビーチに下りれるようになっていて、人もいなくて、とってもきれい！

マットと二人で、ダウンタウンのほうまで、ビーチ沿いを散歩。

（ダウンタウンにはビーチバレーができたり、お店や個展でとってもにぎわっている）

（お店の間から見える海がきれい～）（マットとマリッシオが大好きなキャンディー屋さん。日本の駄菓子やみたい。）

ジェンとマリッシオと合流した後は、ダウンタウンをショッピングしながら、様々なアートの個展を見てまわりました。マリッシオはプロのフォトグラファー。４人ともアーティストなので、やっぱりギャラリーが一番インスピレーションになる。ジェンは特に油絵が上手なので、”このテクニックでどうやったりできる？”なんて、聞きあいながら、楽しみました。本当、様々なアーティストを見るのは本当にインスピレーションになる、、、。

そんなかんだで、あっという間にサンセットの時間に、、、、。

夕飯には、ジェンたちのお勧めのピザ屋さんへ。

それでも話は尽きず、、、、”Let's go get some coffee!"ということで、この後も近くのコーヒーショップでコーヒーを飲みながら語りつづけました、、、、、。最後さよならするときも、またすぐ会うことを約束してお別れしました。

ジェンと会うときは、いっつもたくさんインスピレーションをもらって帰ってきます。胸がいっぱいになる。たくさん食べて、たくさん話て、とってもいい時間でした。

夜はもちろん、ホテルのビーチへいって、夜のくら～い海を堪能しました。

海ってすごいなあ、ととても感じる。場所によってもぜんぜん違う。私が知っているのは、日本とハワイとロスだけだけど、ロスの海は波が激しい。

夜は真っ暗な中、波をみているとのみこまれそうでとっても怖い。昨日は月がでてない夜だったから、よけい真っ暗で、水平線が見えず、ず～～～っとつづく暗闇でした。

海と波がとても大きくて、自分がなんて小さな生き物なのだろう、とつくづつ感じさせられました。。こんな小さな自分が抱えているちっぽけな問題に、なんでこんな小さなことで悩んでいるのか、と思うと、全てのことが波とともに、ぜんぶなくなってしまうかんじ。夜の海をみた後は、いつも胸がとってもすっきりする。

そして次の日の朝、外は海の霧がかかってました。外にはジョギングをしたり、犬の散歩をする人でいっぱい。

（ホテルからビーチにつづく道）

（私たちが泊まったホテル）
（朝ごはんはデッキでいただきました。）
（霧がはれて、とってもきれい～）

朝ごはんの後は、チェックアウトをして、ジェンたちがお勧めの近くのシェイク屋さんへ。これが大当たり！

中はサーフボードとかが置いてあって、まるでハワイをかんじさせる、とってもローカルなお店。お店のそとには、”The best Coffe in twon!"と書いてあったけど、アイスまるごと！ってかんじのシェイクとコーヒーをとってもおいしかったです！


（外からみると、普通だけど、ラグーナにきたらぜひお勧め。ガイドブックにはのっていないお店です！）

その後は、ラグーナのダウンタウンをドライブして（こんな風に坂が多い）、、、ちょっと北へ、、、

着いたのは、またまたジェンおすすめの秘密のビーチへ行ってきました。（ビーチにつづく階段）

（岩に興味津々のマット。）

（どんどん進んでいく）

こんな風に波で水が入って、岩がけずられていく

（こんな風に波がどば～んっと来るのだけど、、、、）



（私が、”マット私この岩の間で写真とりたい！”といっているところ。マットはカメラを持ちながら、”ぬれるからやめといたほうがいいよ～”）（じゃあ座る、、、）（あ、いや、けっこう大丈夫大丈夫。）マットはこのころ、そわそわしてました。（イエ~イ！）

でもこの体制も本当１秒くらい。すぐ逃げました。（笑）後ろからは波がざぱ～ん！

その後も、マットはどんどん行けるとこまで進んでいく、、、、。

そして、最後の端のほうまで行って、”もうここまでだね”と周りをみながら、”あの人どうやってあそこにいったんだろうね～”なんて話をしていると、、、、
ザッパ~ン！！！（マットが瞬間でとった写真。）
腰あたりまでの大波が急にきて、二人ともずぶぬれ、、、大笑い。あれほどぬれないようにしていたマットが一番ぬれてた。（笑）

ビーチから戻る橋。”階段に注意！”とかかれているのが、いいでしょ、、（笑）テンポラリーなものなのか木がぎしぎしなってた、、、。（怖）

（色がきれい）

ずぶぬれになった後は、二人で新しい服でも買いに近くのお店まで歩いていきました。（なんせずぶぬれだったので、、、）帰りは、その後近くのおおきなアウトドアモール、ファッションアイランドへ。部屋の飾りつけをみたり、本屋さんで、紅茶を飲みながら本を読んだり、、（アメリカの本屋さんは立ち読みOK.コーヒー屋が中にあって、ソファなんかが置いてあって、立ち読みしてください、というかんじです）

で、無事に帰ってきました。と～ってもリフレッシュして、マットに感謝感謝。今週は土曜日も仕事。なが～い１週間、明日からがんばるぞ～、、、。