Friday, March 27, 2009

頑張る人たち

今週はとにかく仕事が忙しい週でした。昨日の夜は、夜の10時半までの残業、、、、。それでも終わらず、(4時間以上の残業は禁じられているので)今日の日の朝7時から仕事、、、、。ただ今夕方の6時半。ねむ〜い、、、、。

ここ最近、仕事についていろいろ考える。自分にはなんの仕事が向いているのか。たとえ好きな仕事でも、こんなにストレスがたまるものなのか、、、。

2ヶ月後には、プロジェクトが終わり、アニメーターのうち50%以上は解雇されると噂のなか、プロデューサーたちは、私たちの腕をはかるために、”何時間で何枚の絵がかけるか”とか、スーパーバイザーたちによる絵の評価などがあって、最近おも〜いプレッシャーばかりで、帰ってくるとストレスと怒りで疲れがどっっっとでてました。

ノイローゼ、、?って思うくらい。同じ立場のデスティニーも、”1日の終わりになると吐き気がでてくる、、、”っと言うくらい、プレッシャーとストレスで、”私はこの仕事を本当に続けたいのか?これが私が夢にみた仕事なのか?”とあーだこーだと考えてました。

そんな中、今週一緒に働いていたアニメーター、アンドレアさんが、”みゆきここのアクセサリーの部分と帽子をアニメートしてみる?”とちいさなアニメーションの仕事をくれました。

私の仕事はインビトウィーナーといって、アニメーターさんの描く絵と絵の間に、絵を描いていくのだけれど、すこしづつ認められてくると、ちいさなアニメーションやアニメーターさんの描いた絵をきれいに描き直したりさせてくれるのです。

久しぶりにアニメートして、”あ〜これだ、これが楽しくて私はこの仕事をしたいと思ったんだ、、、”と蘇ってきました。

画面にはちょっとしかうつらないアクセサリーと帽子だけれど、私にとってはとても誇りになったアニメーション。(映画が公開されたら、どのシーンか言うね^^)

そんな時テレビを見てて、輝いている人にあるのは、たとえつらい壁にうちあたっていても、誰にも負けないものをもっている人なのだと感じました。

私にはこれができる、誰よりも胸をはって自信をもって言えるものをもっている人は、やっぱり輝いている。それには、何度も何度もつらい壁をぶちあたっていかなければならないのだけれど、それを乗り越えた人だからこそ、何か満足感に満ちあふれているのだと思う。

最近、まるで胸にぽっかり開いたようになってました。その穴を防ぐために習い事をしたり、買い物にいってみたりダイエットをしてみたり。”What is my purpose in life?"(人生で私が与えられた試練ってなんなだろう?)何のために生きているのだろう?なんの仕事をするべきなんだろう。といろいろかんがえてました。

そこで気づいたのが、学校にいた頃は私は学校で一番のアニメーターになろうと、とにかくがむしゃらに前を全力で走っていた。けれど、ディズニーにきたとたん、まるで私は大きな池にきたちいさな魚のように自信は縮まり前に進めなくなってしまった。周りは全世界から集まって来た才能あふれるアーティストばかり。

周りとばかり比べてしまっていた自分。”私なんて一生アニメーターになれないのかもしれない、、、”とマイナス思考ばかりで、周りのアニメーターに自分の作品をみせるがとても恥ずかしくて、アニメートすることが楽しいことからとてもつらいことに変わっていました。

それとともに、インビトウィーナーはアニメーションと違ってクリエイティブというより、まるで数学のように同じことを何度も何度も繰り返すだけ。プロダクションからの締め切りのプレッシャーに、アニメーターたちとのストレスに、アニメーション自体がきらいになっていました。

そんな時、仲のいいアニメーターさんのよし(日系フランス人)と話をしていて、”インビトウィーナーは初めの仕事だしつまんない仕事だよね。でもそこからアニメーターになればいいんだよ。やっぱりアニメーターの仕事はインビトウィーナーに比べたら全然楽しいよ。仕事は楽しまなきゃ。”と言われました。

この仕事にとってもストレスを感じてた最近。このまま一生この仕事をするのか迷っていたけれど、霧がはれたような気がしました。

私はアニメーターになりたい。今は壁の目の前にいてつらいけど、時間がある時にアニメーションを続けて、とにかく頑張ってみようと思います。まず自分ができることを精一杯やってみる。ぽっかりあいてた穴がとじてきたようです。

この映画もあと2ヶ月だけど、残りもう少しがんばるぞ〜。(今週末はお休みなので、いっぱい寝ます。)

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