Saturday, November 8, 2008

元気がでる人たち

ここカリフォルニアも1週間前までは半そででも暑いくらいの気温だったのが、一度雨が降って以来、あっという間に秋日和になりました。(アパートのベランダから。1日中雨の日。)

ここ出身の子は、雨や曇りの日が好き。南カリフォルニアは1年中ほとんど晴れ!しかも雲ひとつない晴天!日本ではなかなかないから、”あ~気持ちいいね~!”となるけど、ここの出身の人はあきあきしている人がおおく、”あ~あつい、曇りになってほしい”と、、。雲が出てる日は、”お~雲だ~。きれい~”なんて。他人の庭はよくみえるってことだね。私はやっぱり雨より晴れがいいなあ。

さてさて、先月はなぜか行事ごとが多く、いろんなパーティーがあり、様々な人に出会い、元気をいっぱいもらっていろんなことを考えさせられました。

大学の頃のお友達、エイミーとジョーイの誕生日パーティー。テーマはブロードウェイ。(エイミーはかなりのミュージカルおたくで、リア サロンガの大ファン。彼女の舞台を見にニューヨークまで行くおたくです。笑)場所は彼女たちのアパートで、自分たちで舞台をつくって、飾りつけをしてあって、食事もたくさん!(もちよりだったけれど、たくさんの食事でおいしかった~!)

(右がエイミー”ミスサイゴンのキム役”、左がジョーイ”エビータの仮装”)
みんなそれぞれミュージカルの仮装で、こっている人はこっている~!オペラ座の怪人の格好をしていたり、ほとんどの人が仮装してました。(私は仕事帰りだったため、そのままで出席。レントということで~笑)

そしてステージにはマイクが設定してあって、カラオケができる!(こうやってアパートに勝手にステージつくったりカラオケを置いちゃうのがすごいよね~。ここリビングルームだよ、、)

(ミスサイゴンの”I Still Believe”を熱唱)かなりの音楽好きが集まっていて、みんなすきなようにミュージカル曲を熱唱してました。(左の彼女はシカゴの音楽大学を卒業。声楽専門)
 
バースデーケーキは、エイミーのお母さんがオーダーしてくれたと~ってもビックなケーキ!


カラオケの中では曲が限られているのでキーボードもはいって、みんなで熱唱。

レントのSeason of loveを熱唱。(この2人はいい声をしてた~)

マイラはサウンド オブ ミュージックのNUNの役のためサウンド オブ ミュージックから1曲。

そして久しぶりに会った大学の友達たち。

エリカのコスチュームすごいでしょ~!全部手作りよ~!クールすぎて私も作りたくなっちゃた!(1つ1つがすごい凝ってた!)



大学友。

そしてお酒がぐんぐんいくなかでかなり酔っぱらったカラオケに、、、。

ライオンキングのシーン。

エイミーはこのころきちんと歩けてない、、そして音楽なくても急に歌いだす男性たち。

とにかく歌って酔って歌って、楽しかった~。高校のショークアイアーの時を思い出しな~。(ここにゆかがいたらすごい事になってたでしょう、、、もうワンマン ステージだね。笑)

そしてハロウィーンパーティーは以前にも書いたように、メグの出発の前日パーティー。まなみちゃんが仲のいい、日本人が集まってのパーティー。(マットがたった一人のアメリカ人でした、、汗。みんな話しかけてくれたけどね。)

私が作ったコラージュ。



ほとんどの人が大学や語学を勉強して、カリフォルニアで働いている人。私が一つ大きなギャップを感じたのは、ほとんどの人が日系で働いている人たちだったこと。彼らの生活は、たとえアメリカにいても、90パーセントは日本と同じような生活で、90パーセント日本語を話している。何年アメリカにいても、日本のような先輩後輩の格差や、本当、日本人だな、と感じることが多かった。仕事が日系でなく、旦那がアメリカ人で、ほとんど日系の社会にかかわりなく、100パーセント英語で生活している私は、すこしとまどってしまった。私は日本人でありながら、日本人ではない。偉そうなことをいっているのではなく、別にアメリカで日本の生活するのはいいと思う。というか、そうでないと一生住むとなるとまた違う話だ。でも、ここの生活に慣れてしまった私は、1晩いきなりの日本の社会に、とまどいを感じてしまった。正しいも悪いもない。でも私にあっていて、楽なのは、今の生活かな、、。私はいったい何なんだろうと考えてしまうときがある。日系1世としてこの国に住んでいく。まあ、色々書いたけど、そんな深くは考えてないんだけどね。笑

そして、その後すぐ、お呼ばれした”焼き鳥カラオケパーティー。”これがまた、私にいい影響を与えてくれました。そんな日本人の社会にギャップを感じていた私に、とっても安らぎと笑いをくれた人々です。(笑)このカラオケパーティーはディズニーで働いている日本人の方、糸数さんからお誘いをもらったもの。ディズニーで働いている日本人の方、他のスタジオで働いているアニメーションに関係する方々が集まったパーティーでした。(場所は糸数さんのお家で"居酒屋とーちゃん”)

こちらが糸数さん。サーモンをあぶっているところ。彼は久米島出身(沖縄県の離島のひとつ)で、とにかくエナジーいっぱい。おもしろい。あんまりまわりを考えず、したいことをする。でも、周りをハッピーにさせるため、一生懸命働くすてきな方です。以前すし屋で働いていた彼の料理は絶品!

焼き鳥もきちんと備長炭で焼いてあって、おいしい!日曜大工が好きで、天井に穴をあけて備長炭の上に乾燥機みたいのが設置してある。久米島産の天然モズクや寿司がいーっぱい!


どんどんでてくるお料理に私もマットもおなかいっぱいご馳走になりました。そしてカラオケは、2階の壁に穴が開けてあってプロジェクターみたいに壁いっぱいに画面が広がり、インターネットとつながっていてカラオケサイトとYoutubeを使って歌いました。

(歌が好きな糸数さんのお子さん、カイトくん。)

お酒がはいればはいるほど盛り上がる。パーカッションもでてきて、糸数さんは太鼓を熱唱。


私も熱唱。

こちらは糸数さんが作った40度ある梅酒。強かったけどおいしかった~!
そして、いろんな趣味がある糸数さん。彼はディズニーで9年ほどコンピューターのキャラクターをつくる仕事(モデラー)をしているのだけれど(彫刻みたいな仕事)それ以外には、歌が大好き。2階の屋根裏に、レコーディングスタジオを作って(もちろん手作り)歌を歌ってレコーディングしてミュージックビデオをYoutubeに載せているのです!このパッションがすごい!
(こちらは糸数さん自分のビデオと一緒に歌っている。)”千の風になって”の沖縄バージョン

こちらは糸数さんのミュージックビデオ。(なぜかサングラスをかけている、、、)

それ以外にも、おもしろいイラストを描く方で、そのイラストをTシャツにして売ったりもしている。本当才能あふれる方だ!(こちらは彼のおもしろいブログ日記。私は何度も一人でぷぷっと笑ってしまった。)

http://plaza.rakuten.co.jp/okinawamozuku/

そして真夜中を過ぎてもまだつづくカラオケナイトとお料理。”まだ沖縄そばがあるぞ~”と、夜中にそばをつくっていくれた糸数さん。

そして酔いながらも、”このね~このかすがおいしんだよ~。ごはん食べてきなさい。”と朝一時をすぎてごはんをまた炊いてこのサーモンのかすをつかったお茶付けのようなもの。(あっつ~いごはんにゴマとサーモンのかす?がのったもの。魚の油がいっぱいで、と~ってもおいしかった!)

その前にはデザートにコーヒーゼリーやシュークリームもご馳走してくれた糸数家。(奥さんもすてきな方でお料理をしながらお茶をだしてくれたり、色々気を使ってもらいました。)

たくさん食べて飲んで歌って、大満足!

このホームパーティーに来ていた方々は、みんな私の大先輩。周りを気にすることなく、肩の力をぬいて楽に心地よくさせてくれる人々でした。そして、酔うと語りモードにはいる糸数さんは、私とマットにいろいろ語ってくれました。(今の経済や生きるということをね)彼の出身の島では、みんな経済的には貧しいけれど、とても幸せだということ。お金や利益ではなく、自然を愛し、楽しみ、家族や友達が仲良く、おいしいものを食べて、歌って飲んで。それに比べて、ここ南カリフォルニア(特にロスは)どれくらい家が大きいとか、いい車にのっているとか、おおきなテレビがあるとか、そんなことばっかりになり、仕事ばかりし、家族が一つになっていない。私にはよくわかったな~。

私たちが住んでいるバレンシアは、別に高級住宅ではないけれど、中流より上の家庭がおおいところで、町はきれいだしお店もいっぱいあるけれど、周りから見ると"偽者”ってかんじの人が多い。わかるな~。ここで見るティーンの子たち、なんか幸せそうじゃないもんな~、、、。私はのびのび子供が生活できるところがいいなあ。飾りを気にしない、人生はシンプルに生きたいなあ。

とまあ、色々楽しいことをさせてもらった月でした。(そのおかげでアパートはすごいことになっているけど、、、笑)インスピレーションもいっぱいもらったし!次のカラオケパーティーにむけて、もうちょっと練習しようと考えているところです。それでは、みんなも元気がでますように!

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