Friday, October 16, 2009

プリンセスと魔法のキス

日本で公式サイトができたので、のせておきます!

http://www.disney.co.jp/movies/pkiss/

日本では2010年3月10日公開予定だそうです!日本の人たちにも、楽しんでもらえたらな~と待ち遠しい思いでいっぱいです!


さて、最近はというと、仕事がいっぱいいっぱいで、毎日アップ&ダウンの日々が続いてます。

ディズニーの次の作品は2010年公開予定の”Rapunzel"と2011年公開予定の”くまのぷーさん”。

次の映画まで、まだ時間があるので、今はDOWNTIMEといって、いろんなクラスをとったり、それぞれアニメーションのテストをしながら、アーティストとして、成長する時間なのだけれど、私の場合(他20人ほどのアニメーター)は、コンピューターアニメーションのクラスもとっています。

というのも、次の映画”Rapunzel"はコンピューターアニメーションのため。コンピューターアニメーションを習い始めて、2ヶ月。ただいま残ったのは私を含めて2人だけ、、、、。(笑)とにかく絵を描くことが大好きなアニメーターたちは、”コンピューターなんて、こんなの楽しくないし、絵で表現するほうが、よくできる”と、ほとんどの人たちが辞めていきました。(その人たちは”くまのぷーさん”にいくのだけれどね。)

私の場合、絵を描くのもたのしいけれど、本当の楽しみは、キャラクターに生命をふきこむところ。それには、絵でもコンピューターでも、なんでも関係ない。コンピューターはコンピューターでいいところもあるし、絵も絵でいいところがある。でもすべてはパフォーマンス(演技)であって、それを表現するには、なんでも出来るはず。

それに、”このままでいい”では、けっして前にはすすめない。私の尊敬するグレンさんは、このコンピューターというテクノロジーをつくって、今私たちがある以上のものを、つくらなければならないんだ!っと、とても熱く語ってくれました。ディズニーが今までつくった作品はすばらしい。でもだからといって、昔のままで、同じものを何度も何度もつくっても、意味がない。ウォルトのすごいところは、前へすすんで、他の人が考えもしなかった、新しいものを作り上げていくこと!

それを考えると、30年も前につくられた”くまのぷーさん”をまた作ろうなんて、私にはとてもばかげてる、、、と思ってしまいました。必要なのは、昔に戻るのではなくて、前へすすんで、もっとすばらしいものをつくること!

Rapunzelはその、次のディズニーの新しいものに最高の映画!このあいだスクリーニングにいってきたけれど、本当に胸が高鳴るっていうか、”そう!こういう映画を作りたくて、私はこの世界に入ったの!”と思わせる作品になってました。日本公開のときにはぜひぜひ見てほしい!

なので、Rapunzel に入れるため、それを証明するには、コンピューターアニメーションでテストをがんばって結果をだすこと。

、、、、でもこれが、むずかしい!

はじめは、”まあまあ、そんなにむずかしくないじゃん~”なんて思っていたら、時間がかかるかかる、、、。

と、そんなかんじで、毎日必死です。(といっても、ダウンタイムのため、締め切りもないし、延長もないし、とっても和やかなんだけど、、、、)

アニメーターさんたちも、前の映画の絵をかくアニメーターさんたち(2Dアニメーター)に比べて、コンピューターアニメーター(3Dアニメーター)は、とっても仲がよくて、年も近いし、一緒にいて、楽しいです。

来週からすこしづつプロダクションが始まってくるので、今日はスーパーバイザーさんから、私の今のアニメーションの経過や、プロセスを話して、もっと、私の作品をみたいとのこと。(はやくテストを終わらせろ、、、ということなんだけど、、、)プレッシャーでいっぱいです。自分の実力の未熟さと、プレッシャーと、、、、、、、がんばれ!

それでも、私が尊敬するジョン カースさんというスーパーバイザーさん(以前ピクサーで働いていて、
インクレディブルなど、とってもすばらしいアニメーターさん)は、なぜか私に自身を持っていてくれていて、”次はこのテストをしてみるといいよ” ”みゆきにあう台詞を考えていたんだ” と、私に見込みをもっていてくれるようなので、がっかりさせないように、がんばりたいと思います!

と、仕事はそんなかんじです。来月には、”プリンセスと魔法のキス”の試写会(レッドカーペット!)とラップパーティー(大きなお疲れ様パーティーみたいなもの、、、)が行われるので、楽しみです。それじゃ、またアップデートします!

1 comment:

miyuki maruyama richardson said...

みゆさんはいつもいつも、向上心があってすごいです、私も見習わないと、スタジオに入れるようなレベルにはなれませんね。すごいStudentのリールを見てはへこんでいる毎日ですが、へこんでいるだけで何もしないのではいけませんね!もっともっとアニメーションのテストをして、レベルを上げていかないとと思いました。ラプンツェルは3Dなんですね!てっきり2Dかと思っていました。ウォルトディズニーについての話、確か誰かアニメーターさんが前に聞いたレクチャーか何かでも言っていた気がします。。いつでも、テクノロジーの最先端をアニメーションに取り入れることを率先してやってきた人だったと、言っていました。なので、もしウォルトがいきていたら真っ先にコンピューターを取り入れるだろう、って。そういう姿勢を取り入れているラプンツェル、とても見てみたいです。