Friday, August 22, 2008

忙しい、、、、

なんか最近忙しいのと疲れていて、ブログを書く暇がありませんでした、、、、。

先週末はお友達にリトルトーキョーの夏祭りに誘ってもらったものの、仕事の疲れと、残りの数週間は忙しくなりそうなので、

"I just want to do nothing and stay home..."
(週末は家でなっんにもしないで過ごした〜い、、、、、)

とマットにいうと、もちろん家が大好きなマットはオッケ〜といって、家でなっんにもせずにゆっくりしました。(買い物行ったり、洗濯、掃除しただけ)マットのお父さんが読み終えた、ランディーパウシュさんの本、The Last lectureを読み始めました。



以前に書いたように、ランディーさんは末期の膵臓ガンでつい最近亡くなった方です。カーネギー・メロン大学で最後の講義を行い、彼の講義で多くの人がインスピレーションを与えられ、それによってテレビなどでもとりあげられるようになり、その講義の本も書いた方です。日本語本はこちら。http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/last_lecture/index.php

そして今週はなにか、いそがしく、あっという間にすぎてしまいました。今週3日間、最後の演技のクラスがありました。昨日が最後のクラスだったのだけど、寂しいな〜。このクラスを通して、とてもたくさんのことを学んだ気がします。感情は一つの感情だけではなく、たくさんの感情があってもいいもの。私の場合、いつもたくさんの感情がある気がしました。”今、なにを感じている?”と先生に聞かれると、一つの感情ではなくて、大抵5つか6つの感情がありました。

"I feel a little nervous, relaxes, a little excited, frustrated....a little sad"
(う〜ん、すこし緊張していて、リラックスしていて、すこし楽しみで、いらいらしていて、、、、ちょっと悲しい)

みたいな。(笑)私の場合、このすべての感情が一度に感じて、それが以前はわけがわからなくなっていたけど、先生は、”そう、それでいいのよ。感情は一つじゃないし、次から次へと変わっていく。”

アニメートするときに、まず考えるのは、キャラクターは何を考えていて、なにを感じでいるのか。アクションは水を一杯飲むだけかもしれない。でも大切なのは、アクションではなく、そのなかにひそめているキャラクターの感情。それがうまく現れたとき、観客はそのキャラクターを信じることができる。

もうひとつ感じたのは、先生が、”頭で考えず、感じなさい。Be truthful to your feeling. Never force your feeling"(自分の感情に素直になりなさい。決して押えつけてはだめです)

以前、マイクさんに、”みゆきのアニメーションはキャラクターを押えつけているかんじがする。Don't force your character, let them do whatever they do. Let it go"(押えつけずに、キャラクターのしたいようにさせなさい。ときはなしなさい)と言われたことがありました。そのときは、”押えつけている、、、ってどういうこと?キャラクターのしたいようにさせるってどういうことだ、、、、)とそれ以来ず〜っと考えていました。

それは、役者もおなじこと。”この役は悲しまなければならない”というだけで演技をしても、うすっぺらになってしまう。アニメーションも涙を流して泣いているだけでは、何も伝わらない。頭で考えるのではなく、心の動くままに表現しなければならない、ということです。

そんなこんな、いろいろ学んだクラスでした。表現する仕事として、私は忘れたくないな、と思ったのは、生きているこの一刻一刻の感情、”私はなにを今感じているか。何によってどう自分の感情が変わったか”ということ。だからこそ、様々な感情をあじわった役者ほど、その感情が本物になるのだと思う。

仕事はまあまあです。まだそこまで忙しくはないものの、私はいまインビトウェーナー(アニメーターのアニメーションの絵と絵の間に絵を書く仕事)なので、アニメーターになるためには、自分の時間があるときに、アニメーションのテストをしなければなりません。そのテストで、何のキャラクターをしようかな〜、、、、と探していたとき、たまたま出会ったアニメーターさんが、ディズニーの2010年にでる映画”ラプンツェル”の女の子をアニメートしていたので、(これだ!)と思って彼に話を聞いて、ただいまテストを始めました。(こちらがラプンツェル)

そのため、仕事でも時間があれば、残って仕事をしているので、なんか疲れてます。それとともに、プロダクションも厳しくなってきて、プロデューサーさんたちも、”メーティングには絶対参加!時間厳守!”(アーティストは時間にルーズなもんのでなかなか集まらないらしい、、、笑)の言葉に、毎日、朝9時に行われるミーティングに間に合うように、早起きで、よけい疲れます、、、。


最後に、火曜日の夜は、数ヶ月前有名なディズニーアニメーター、オーリージョンソンが亡くなったため、ハリウッドにあるシアターで、彼の人生のお祝いがありました。彼がアニメートしたのはバンビからピノキオ、シンデレラ、眠りの森の美女などなど。とにかくアニメーションの世界では有名な方でした。彼から学んだ生徒たち(といっても今では有名なアニメーターさんたち)ディズニースタジオ一同、そして彼の家族、友人が集まり、オーリーが人生で遂げたものをみんなでお祝いしました。彼のパッション、家族、好きなことをとことんやり遂げた彼の人生はすばらしいものでした。とてもインスピレーションをもらいました。アニメーターになる日までもうすこし。がんばるぞ!

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